高品質・低コスト・環境保護を特徴とした
コーティングシステム
ファインコートメンテナンスシステムとは、 弊社が独自に開発したフロアーメンテナンス用コーティングシステムであり、床に薄いガラスの膜を貼ったような高品質な仕上がりを長期に亘って維持させることが出来るメンテナンスシステムです。一般的な樹脂系のコーティング剤に比べて、主成分がガラスに近い特性を有するため、硬度が高く、高光沢で、耐水性、耐油性、耐酸性、耐アルカリ性などに優れているため、いつまでも綺麗な状態で管理することが出来ます。また、いろいろな汚れがつきにくく、ついても簡単に落とせることも特長です。そのため、 剥離の必要がなく、環境にも優しいメンテナンスシステムとなります。ファインコートメンテナンスシステムは唯一無二の商品で各種特許を有しています。特許No:第6065247 号など近年では、脱炭素、脱プラスチックなどSDGsの観点からもファインコートが注目されるようになり、いろいろな施設で使用されるようになってきました。まさに時代が求める先進のテクノロジーであり、ファインコートでいろいろな施設をハイグレードな空間に創造することが出来ます。
主な特徴
1 高品質感 |
床材の表面に薄いガラスの膜を貼ったような高品質な仕上がりとなり、 その状態を長期に亘って維持することが出来ます。 また、耐水性、耐アルコール性、耐油性、耐薬品性などに優れているため、 いつまでも綺麗な状態で管理することができます。 更には汚れが付く難く付いても簡単に落とせるのも特長です。 |
2 維持管理費の 大幅削減が可能 |
ワックスや各種コーティング剤、UVコートなどに比べて、長期に亘って光沢を維持出来ることにより、 メンテナンスフリー化でき、定期清掃に掛かる経費を不要に出来ること。 また、ヒールマークや汚れがつき難い、ついても簡単に落とせること、被膜の損傷がないことなどにより、 日常清掃の大幅な簡素化が図れ、維持管理費の大幅削減が可能となります。 |
3 環境に優しい |
基本的に一度施工を行うとメンテナンスフリー化出来るため、ワックスのような剥離廃液を出さなこと。 また、定期メンテナンス毎に必要だった立ち合い費、警備費が不要になることや 電気、水道、空調など、限りある資源の有効活用が可能となること。さらには近年では廃液を出さない、 脱炭素などSDGsの観点からも地球環境に優しいメンテナンスシステムとなります。 |
4 抗菌・抗ウイルス 作用を付与 |
各種コーティングシステム等に抗菌・抗ウィルス効果を付与させています。 これにより、菌やウイルスの繁殖を減少させるこのが出来るため、衛生面の向上、防臭効果などが期待されます。 |
各種工法との比較
材料について
1.ファインコートの構造![]() |
ファインコートとは、弊社が独自に開発したガラス系コーティング剤ですが、主成分は医薬品や化粧品などに使われるシリコーン(アルコキシシラン)とガラスを形成しているシリカ(二酸化ケイ素)から構成されています。 シリコーンの持つ光沢感及び荷重時の変形追従性、シリカの持つ高硬度性という、特性の異なる性質を併せ持つハイブリッド材料のコーティング剤です。 |
2.膜厚と硬度![]() ※資料提供:株式会社九州ハイテック |
ファインコートの表層の塗膜は30~50μと薄膜ですが、「鉛筆ひっかき試験」で10~12Hに堪えられる硬度設計としています。膜厚を薄くすることで、床材の撓みに追従できるのと同時に、硬い塗膜による耐摩耗性を備えています。現在床用コーティング剤の分野で複数の競合商品(UVコートやワックス強化型コートなど)が市場に流通していますが、何れも柔らかい樹脂系コーティングのため、硬度は3~6H程度となります。これらのコーティング剤は軽汚染部などでは効果を発揮しますが、重汚染業態の商用店舗などでは満足のいく光沢維持性は得られていないのが実情です。 |
各種技術データ
1.耐摩耗性試験(光沢度) | 2.滑り抵抗試験 |
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一般的にワックスの硬度は1H位であり、UVコートが4~5H位、当社のファインコートは10~11Hの鉛筆硬度になりますが、その耐摩耗試験結果を下記に示します。ワックスやUVコートなどに比べて、ファインコートは著しく光沢劣化が少なく耐摩耗性に優れていることが分かります。 | 上記は乾式、湿式での滑り抵抗値を測定した結果になります。数値が小さいほど滑り易いということになりますが、WAXやセラミックタイルは滑り易く、一方、ファインコートは乾式、湿式とも数値が高く、滑り難いことが分かります。 |
3.光沢性維持試験 | |
下記に各種工法による光沢維持性の結果を示しますが、ファインタイルはセラミックタイルの光沢維持性には劣るものの、ワックス工法やノンワックス工法などに比べて、遥かに光沢維持性に優れていることが分かります。そのため、定期メンテナンスの簡素化が図れ、大幅な維持管理費の削減が可能となります。![]() |
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4.防汚性試験 | |
下図に防汚性試験の結果を示します。ワックス処理品とコーティング処理品にマジックで落書きを行い、その後にティッシュペーパーで拭き上げを行っていますが、ワックス塗布面は汚れの除去が難しく、一方、コーティング処理面は汚れが簡単に除去ができ、元の状態に戻ります。よってコーティング処理品は防汚性に優れていることが分かります。![]() |
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5.静電的特性 | 6.燃焼性試験 |
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静電気の発生しやすさを評価するために、基材の表面抵抗値を測定した結果を下記に示します。数値が大きいほど帯電性が高く、静電気が発生しやすいことになりますが、ワックスやUVコート、セラミックタイルなどに比べて、ファインコートは表面抵抗値が低く、静電気特性に優れていることが分かります。 | 鉄道車両用の床材にファインコートを施したものについて、燃焼性を日本鉄道車両機械技術協会が行っている燃焼性試験にて評価しました。この結果より、コーティングを施した床材が難燃性であると判定されており、ファインコートが燃えにくい性質を持った材料であることが分かります。 |
7.抗菌試験 | 8.抗菌試験 |
床材に各種石材用コーティングを施したものについて、抗菌性試験を実施した結果について下記に示します。この結果より、各種石材用やトイレ床用コーティングシステムについては抗菌効果があることが期待されています。![]() 抗菌活性値≧3.0:強い効果が認められる (JIS L 1902:2015 表F.1より引用) ※:【測定機関】大和化学工業株式会社 |
抗菌試験同様に床材に各種石材用コーティングを施したものについて、抗ウィルス試験を実施した結果について下記に示します。この結果より、各種石材用やトイレ床用コーティングシステムについては抗ウィルス効果があることが期待されています。 【測定機関】一般財団法人ボーケン品質評価機構 |
※本データは材料特性に関するものであり、商品の性能を保証するものではありません。
環境面(SDGsへの対応)
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ファインコートを導入することにより、 メンテナンス作業周期を延長でき、 水使用の削減、剥離作業による剥離廃液の削減など、 SDGsへの取り組みに貢献することが可能です。 |
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6.4 2030年までに全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し、水不足に対処するととに水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。 ⇒メンテナンス周期延長による水使用量削減 |
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9.4 2030年までに、資源利用率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により持続可能性を向上させる。 ⇒全く新しい床コーティング剤による技術革新 |
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11.6 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。 ⇒剥離作業不要のため産業廃棄物削減 |
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12.5 ⇒剥離作業不要のため産業廃棄物削減 |